面ピタ君の位置ズレは原則有りません。
当社も販売に際して精度チェックは色々なテストで行いました。
転写精度は小数点二桁のレベルで検査テストをしております。
転写ズレの問題は他に有ります。当社の1年間での販売開始までに至った問題を公開いたします。
①リピターCAD面版以外でのCAD面版でのズレ・・・通常の両面テープでのCAD面版での面ピタ君の使用には相当の注意が必要です。
リングで押し込む前に外側や垂れ下がり部分が先に面盤に触れると通常両面テープのCAD面版ではくっついてしまい、歪んだ状態での貼り込みとなります。
リピターCAD面版の弱粘着では先に外側や垂れ下がり部分が面盤に触れても部分的にはくっつかず、あくまでもガイドでの位置にリングで押し込まれ正確な位置決めが可能となります。
②面版作製機の精度問題・・・・当社も購入して直ぐの面版作製機の直角精度が90.01度と狂っていました。
結局は石川県工業試験場に面盤作製機で加工したアクリル板を持ち込み検査した所が角度とY軸精度不良が判明いたしました。
結局直ぐにCAD面版作製機メーカーさんに数値補正で修理して頂き、解決いたしました。
しかしこの事での判明に3ヶ月かかりました。この問題は他社製のCAD面版作製機使用の無名総研メンバーでも有り、CAD面版作製機の修理をして頂きました。
精度チェックは簡単に出来る様にマニュアル化を現在しています。チェック願います。
③打抜機の面盤とチェースの位置精度問題・・・・長く打抜機を使っていますと面盤もチェースもガタが出てきます。
溝切テープのみの現場ではガタを認識しておりません。なぜならば溝切テープが移動しているからです。
溝切テープは粘着が弱い為打抜き用紙で抜くと抜型罫線センターに溝切テープが移動します。
この事を理解している打抜き現場は非常に多いです。しかし1mmステンレス置面盤をルーペで見て下さい。当たり前に0.3mm位の刃跡が膨らんでいても罫割れは起きていません。
この事は当社テスト試験でも確認が取れています。面盤がズレていても溝切テープがズレているからです。しかし面切作業を手で施しては其れは有りませんのでズレを理解しています。
そういう打抜き現場ではもちろん調整もしていただけます。打抜機械の調整はメンテナンスで出来ます。
是非願います。